サードボックス岡田吉弘です。寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
Google Lunar X Prizeは、Xプライズ財団によって運営され、Googleがスポンサーとなり開催された月面無人探査を競うコンテストです。
最終フェーズまで残り、注目を集めていた日本チーム「HAKUTO(ハクト)」。コンテストの結果は、ハクトを含む全チームがゴールできなかったのですが、ハクトが今後どのように活動を継続していくか、注目されていました。
記事によると、「“優勝をゴールにしてきたので非常に残念だが、月面探査を目指して挑戦していく”と、活動を続ける方針を明らかにした。」とのこと。
https://this.kiji.is/328884736875856993
月面探査に限らずですが、ロボットコンテストなどテクノロジーを競い合うコンテストは、さまざまな意義があると思っています。
①多くの人の注目が集まる(資金が集まる)。
②研究者や技術者が大活躍する姿が見える化する(普段は目立たないことが多いかもしれないが)。
③コンテストはゴールが明確であるため、研究開発が加速化する(切磋琢磨)。
などなど。
私の知る限り過去にもっとも注目を集め、かつ、波及効果をもたらしたコンテストは、米国DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency)が開催した自動運転車のコンテストと思います。もう10年以上前になりますが、DARPA Grand Challenge や DARPA Urban Challengeは、自動運転の技術を飛躍的に向上させ、今日の実用化および産業化の礎をつくったと言っても過言ではありません。
政府主導のコンテストや、巨額な資金を要するコンテストを、「三原で開催」というのはすぐには難しいかもしれませんが(政治、行政を巻き込む必要がある)、コンテストの意義と魅力を活かして、新たな取組みを模索したいと思いました。
それでは、今日はこのへんで。
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