ミハラサイエンス遊園地まで26日!

サードボックス岡田です。今日は敬老の日、年長者を敬い感謝を伝える日です。各々の団体で、高齢者が集うイベントや行事が開催されました。

さて、ミハラサイエンス遊園地まで一か月を切りました!

三原での初開催!サードボックスの新たなチャレンジ!子どもたちのワクワクの発見の場!

ミハラサイエンス遊園地は、企画当初から“こだわり”がありました。それは、ノーベル賞の受賞者の発表時期にあわせて開催するということ。ノーベル賞の受賞者発表の毎年10月上旬の時期は、テレビ番組等で科学技術に関連する報道が増えて、世間の関心が高まります。その時期にあわせてミハラサイエンス遊園地を開催することで、子どもたちのサイエンスやテクノロジーに対する興味関心を高めたいという思いがあるのです。今年日本人が受賞するとなおいいなと。まあ、そればかりは、どうなるかわからないですけどね^^

ところで、皆さん、2018年のノーベル賞受賞者の発表日は、ご存知ですか?

ご存知の方は、とても少ないと思います。かく言う私も毎年事前に認識しているわけではありませんから。発表日は次のよう。

医学生理学賞は10月1日、物理学賞は2日、化学賞は3日、平和賞は5日、経済学賞は8日です。こちらもいよいよという感じです。

話は変わりますが、今日は、私は、とある化学系の学会に参加をして、口頭発表をしました。9月は学会シーズンなので、化学分野だけでなく、さまざまな業界の学会が全国各地で開催されています。学会には、大学や公的研究所や民間企業の専門家が集いますから、雰囲気は独特なものがあります。また、初の学会発表デビューの学生さんや大学院生は、とても緊張した面持ちの方もいたりで、学会は「研究と教育」の両面を感じる場です。

私は今日化学分野の学会に参加したので、化学の世界でおなじみの写真を、今日は添付しました。

はい、ペーパークロマトグラフィーの写真です。これは、とても有名な分析技術であるクロマトグラフィーの原理を、わかりやすく示したものです。ろ紙に付着させた混合色素を溶媒を用いて展開します。溶媒が紙にしみ込みながら、色素をじょじょに分離していく様子を見ることができます。

つまり、混合している何かと何かを、分離する(分ける)技術だと理解して、だいたい間違いないと思います。

このようなクロマトグラフィーの技術は、例えば、食品中の残留農薬の分析などに使われているんです。皆さんが口にしている食べ物が、農薬まみれだと、、、健康被害が起きてしまいますね(汗)。食の安全・安心を守るために、残留農薬が基準値以下になっていることを、クロマトグラフィーで確かめたうえで、市場にでまわっているんです。

それで、そのクロマトグラフィーもノーベル化学賞なんです!!1952年の化学賞ですから、もうかなり前ですね。

ノーベル賞というととても遠くの難しいものと感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、その技術の活用事例はとても身近なんです。私たちの生活のアッチコッチに、だれがどのようにかかわっているか?それを想像したり、思いをよせたりすることで、ノーベル賞受賞者だけでなくてとっても多くの先人たちの知恵と努力が見えてきます。それが、科学や技術の魅力や深さを知る教育意義の一つだと私は考えています

子どもたちの食の安全や安心は、何十年も前のノーベル賞受賞、クロマトグラフィーの技術で守られている。こういうことをコンテンツに盛り込んで、ミハラサイエンス遊園地が少しでも子どもたちの発見!感動!につながるといいなと思っています。

さあ、開催まで、一か月を切りました!10月13日(土)と14日(日)は、ミハラサイエンス遊園地でお待ちしています!!

ミハラサイエンス遊園地の詳細はコチラ

それでは今日はこのへんで、失礼します。

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